MATSUYAMAMATSUYAMA

メッセージ

メッセージ

丁寧に、最後まで

松山油脂では「釜焚き製法」で純石けん素地をつくっています。天然の油脂を主な原料とする昔ながらの製法です。時間も人手もかかるため、今も続けている会社は国内でも数社しかないといわれています。仕上がりまでに4日間、およそ百時間に及ぶ工程は製品標準書でマニュアル化されています。しかし、釜の温度の上げ下げやでき具合の見極め方など、実際に見て聞いて、試してみないと身につかないこともあるのです。先輩から後輩へ、さまざまなことが語り伝えられてきました。一方、私たちは新しいことに挑戦する姿勢も大切にしています。知識を深め、技術を高めてよりよい製品をつくる。それがモノづくりの面白さであり、価値であり、私たちが誇りとするところです。

一木一草、丹精を込めて
一木一草、丹精を込めて

富士河口湖工場の南西、車で20分ほどの距離に「松山油脂鳴沢研究農園」はあります。現在の広さは約0.6ヘクタール。和ハッカ、シソ、ヨモギ、ゲンノショウコ、レモンバームなどを育てています。農園の1年は4月、畑を覆っている稲わらをはがすことから始まります。5月、6月には種まきと苗の定植。7月、8月、9月には収穫と、春から初秋にかけて農園の日々は忙しく過ぎていきます。そして、寒さの厳しい富士北麓地域が早めの冬支度を始める10月。畑に稲わらをかぶせ、また春まで土を休ませます。農園に手間を惜しまないのは、「品質は素材から」という思いがあるからです。ただ単に購買した原料を配合するだけではなく、素材から最終製品まで一貫して品質を保証したい。そう私たちは考えています。

人を思い、モノをつくる
人を思い、モノをつくる

松山油脂の富士河口湖工場は富士山の二合目、森の香り・フィトンチッドが辺りを包むアカマツ林のなかにあります。8%の緩やかな勾配の傾斜地をそのまま活用した設計で、斜面に沿ってレイアウトした建物は、森にすっかり溶け込みました。外からの騒音もなく、鳥のさえずりさえ聞こえるかのような静かな環境のもと、スタッフは黙々と仕事に取り組んでいます。手元に集中してはいるけれど、同時進行で考えているのは、常に自分の向こう側。「どうすれば次の人が仕事をしやすいか」ということです。製造途中の半製品を、バトンのように手渡しながら進むモノづくりは、まさにリレー。バトンは最後に完成品となってお客様に届けられる――その意識はよい緊張感となり、仕事へと生かされます。

すべては水から始まる
すべては水から始まる

富士山の雨水と雪解け水は、特有の玄武岩の層に少しずつゆっくりと浸透していきます。その後10年から20年をかけて地層のフィルターを通り、伏流水として湧き出るのです。松山油脂がきれいな水を探し求めて辿り着いたのも、富士山の北の麓。国立公園の地域内にあり、水が豊富で清らかな山梨県富士河口湖町でした。富士河口湖工場の上水も、富士山の伏流水を源とする深井戸の天然水。地下200mからくみ上げ、軟水または精製水にして製品に使用しています。

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