廃プラスチックを減らす
シュリンク包装の廃止

Mマークシリーズの「アミノ酸せっけんシャンプー」は、本体に先駆けて詰替用を発売したという、少し変わった製品です。「お客様のお手元には、使用済みの容器が何かしらあるはず。それを使っていただければ、無駄が生まれずに済む」という考えから、まず詰替用を製品化しました。現在はボトルタイプもありますが、できる限り詰替用をつくる、という視点は変わらず持ち続けています。

1997年、松山油脂は初めてのスキンケア「コンファームシリーズ」(現在は販売終了)で、化粧水とクリームをつくり、本体と同時に詰替用を発売しました。一般的にはスキンケア製品の詰替用はほんの2~3社が販売しているだけ、ほとんど見つからないという時代でした。その後も「肌をうるおす保湿スキンケアシリーズ」や「リーフ&ボタニクス」など、スキンケア製品でもできるだけ発売と同時に、詰替用をご用意しています。一歩遅れていたMマークシリーズのスキンケアにも、2019年に詰替用をつくることができました。

松山油脂のボトル製品のなかに、プラスチックフィルムでシュリンク包装されていないものがあることにお気づきでしょうか。近年、マイクロプラスチックや温室効果ガスが大きな問題となっています。それに対応するため、世界的にさまざまな取り組みがなされています。同じように松山油脂も、省けるものはできる限り省いて、廃プラスチックやCO2の発生を抑えたいと考えました。ボトル製品をシュリンク包装しなくなったのは、このような理由です。

松山油脂では、自然環境・社会環境への負荷がより小さい製品をつくるため、引き続きプラスチック資源の削減について情報を収集し、最適な策を講じていく考えです。取り組みは始まったばかりで、お客様には一時的にご不便をかけることもあるかとは思いますが、どうかご理解とご協力をお願いいたします。